RUNだむ日記+plus!

還暦過ぎて腰も痛いので、よろよろ走ってます! RUNだむ日記【Returns!】もあります。

雨に濡れた金沢マラソン2017(Part 2)

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戦いすんで日が暮れて。

 

翌日は、ゆっくり風呂に入り、ゆっくり朝食をとった。ホテルを出たのは10時ちょっと前だった。せめて9時くらいに出発していれば、この日の悲劇はもう少し小さなものになっていたはずだった。

 

移動は基本、歩きだ。ただしたくさんまわりたいし、時間がもったいないので、ところどころスローだがジョグで移動した。月曜日なので当然ビジネス街では仕事が始まり、日常の時間が戻っている。しかしランナーはちらほらと目立っていた。金沢は歴史的景観や文化の魅力がいっぱいあるので、観光するのも大変である。どういう順序で歩くかは、だいたい考えていたが、なかなか思うようにはいかない。僕のことだから、例によってあちらこちらで道にも迷うし。

 

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尾山神社足軽資料館

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大野庄用水路/武家屋敷通り

とりあえずは兼六園方面へと向かったのだが、効率よくまわりたかったので、そこと金沢城公園は後まわしにした。尾山神社足軽資料館、長町武家屋敷跡、前田利家土佐守資料館、老舗記念館などを先にみることにしたのだ。だが、どこも興味深い見どころがたくさんあり、思ったよりもひどく時間がかかる。

 

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老舗記念館(左下の棒状のものは車麩)/21世紀美術館レアンドロのプール

 

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21世紀美術館・カラー・アクティヴィティ・ハウス/石川県立美術館・国宝「色絵雉香炉」

 

21世紀美術館についた頃は、すでに1時半を過ぎていた。そこからさらに加賀藩筆頭家老・本田家敷地内の苔むした階段を登り、石川県立美術館へと向かう。展示は前田家ゆかりの古美術、油彩、彫刻、日本画、加賀蒔絵・古九谷焼コレクションなど伝統工芸まで、石川ゆかりの美術品が多数展示されており、休憩をまじえないととてもまわりきれない。


だが心配ごとがないわけではなかった。それまでにも写真をたくさん撮って、ツイッターにアップしたり、グーグル道案内を使っていたから、スマホのバッテリーの残量は危険状態だった。それでも美術館の展示を観てからのほうが都合が良かったので、省エネしつつ使用していたのだが、そこを出るとスマホはもう虫の息だった。ソフトバンクショップを検索するのももったいないくらいに。そこを目指して足早にならねばならないほどにも。

 

 しかし、めあてのビルがなかなか見つけられない。ソフトバンクのロゴは薄いグレーなので目立たない。さいきん目も老化が進んでいるのか、薄い色は見にくいのである。はっきりしろ、ソフトバンク! ようやく見つけたら、なんとそこはそれまでに何度も行ったり来たり通っていた場所だったのである。

 

店に駆け込んだときには、すでに残量はまったくのゼロで、画面は真っ暗だった。すぐに充電をお願いした。完全充電する時間はもったいないので、昼飯を食べる間にだけ充電してもらった。昼飯のタイミングをのがしていたからちょうどいい。近くでビールを飲める店を探し、餃子と赤味噌仕立てのあら汁を食べた。スマホがないんだから当然その写真もない。

 

40分程度で店に戻ると、なんとか44%まで充電が済んでいた。しかし、そんな余計なことでも時間を使ってしまったため、初めて金沢に来たら、ふつう一番に行かなければならないメインの兼六園に行けなくなってしまった。金沢城公園にもだ。仕方がないので、そこと同じくらいに行きたかったひがし茶屋街に向かうことにした。早くしないと暗くなる。だがそこからまたしばらく歩きなので、着いた時には残念ながら暗くなってしまっていた。

 

家人に買って来てくれと頼まれていた、きんつばの中田屋はもう閉まっていたし、ほかの店も多くが閉店していた。写真もスマホだから夜はうまく撮れない。これでは、せっかく兼六園をパスした意味がまったくなくなってしまった。こんなことなら、兼六園を見ておけば良かった。金沢といえば兼六園なんだから。

 

金沢行って来たの? いーなー、兼六園どうだった? え、行かなかったの? なんで? ……最低だ。

 

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居酒屋・ばんばん/帰路飛行機からの景色

 

がっくりと意気消沈した僕はホテル方向へ戻ることにした。どこかで夕飯を食べねばならない。トホトホと徒歩で金沢駅方面へ歩いた。途中、目に入った「ばんばん」という居酒屋に入り、カウンターの角に座った。地酒・天狗舞とカンパチの塩焼き、ごぼうの塩唐揚げを注文した。いま気づいたが本能的に塩分を補給したかったのだろうか。塩ばかりだ。隣のオヤジがアラフォーの姉ちゃんを口説いている。しつこいのは嫌われるぞと忠告したいが、この夜を一人ですごしている僕に言える台詞ではなかった。そうして金沢の夜は、喧騒をまじえながらも静かに更けてゆくのだった。

 

あとはホテルへ帰るだけ…のはずだったが、おかしいな、気がついたらもう一軒寄っていた。塩おでん(まだ塩分補給している)と地酒・手取川あらばしりが、昨日と今日で疲れたカラダと心にしみる。名前も思い出せない居酒屋をあとにして、ホテルへ戻った僕は大浴場へ向かった。そんなに飲んでるのに大丈夫かオレ。
 
気がつくと朝だった。6時半に起きて風呂と朝食をすませると、もうあまり時間がない。荷物を整理しダンボールに詰め、ホテルから自宅へ送ったあとは、一目散に駅へと走った。何しろリムジンバスの発車までもう時間がないのである。なんでいつもこうなるんだ。汗だくで案内所のお姉さんにバス停場所を確認し、西口3番乗り場へさらに走る。ありゃ、やばい、もうバスがきているではないか! 走る、走る! 

 

僕を最後の乗客として、1分たらずでバスは出発した。良かった。間に合った。日頃から良い行いはしておくものである。ま、それ以前に行動は余裕を持っておくべきだが。

最後部シートの真ん中に着席した僕が、タオルで吹き出すような汗を拭いていると、両窓側のサラリーマンが、なんだこのおっさんはという顔をしている。僕は涼しい顔で脇汗も拭くのだった。
 
定刻どおりに離陸した飛行機は、日本海側に出て海岸線を舐めるように上昇してゆく。3列シートの窓側の席でノートパソコンを開き、このブログの下書きを書いていたら、CAが隣席のテーブルにコーヒーを置いてくれた。2席とも空席だったのだ。いいね。気がきくね。

到着後、新千歳空港で遅い昼食をとってからバスで自宅へ向かった。

 

こうして雨と血と汗にまみれた金沢遠征は終わった。ヘトヘトである。札幌に帰ってから調べてみると、月曜日に金沢市内で歩いた距離は館内等も含めると20km近くあったようだ。フルマラソンの翌日に歩く距離ではないと思うぞ。

おしまい。

雨に濡れた金沢マラソン2017(Part 1)

6月に金沢マラソン2017の当選メールが舞い込んだ。

10月末のこの時期に、休んでる場合ではない仕事があったんだが、ちょっと無理して休みをとった。マラソン翌日の月曜日まで休むことはけっこうあるが、火曜日まで休みを伸ばしたのは初めてだ。ホテルをおさえる際、金沢を訪れることはそうそうないんだから、走ったあとはフツーに観光客として街歩きしてもいいんじゃないか? 月曜日に帰ると何も観光できないよ? 金沢グルメも地酒も堪能できないぞ?  茶屋街や美術館に行くのも無理? 金沢の女(ひと)と仲良くなる時間だって足りないじゃないか? と、5分くらい悩んで、後泊2日を追加したのだった。ホテルと飛行機をとってしまえば、仕事は先延ばしと前倒しで乗り切るしかない。

 

というわけで、10月28日土曜日、道民だけど新千歳空港弟子屈ラーメンを食べた僕は、定刻どおり機上の人となった。数日前から金沢の天気予報は見ていたが、チェックするたびに天気が悪くなっていた。千歳は曇りだったが、雲の上は良い天気。当たり前だが。座席はちょうど翼の上だったから文字どおり鳥になったような気分だ。そんなに大きな翼ではないので、眺めもいい。
 
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新千歳空港弟子屈ラーメン/機上の眺め
 
読みかけの吉田修一「怒り」を少し読んだあと、機内誌を開くとそこにも吉田のエッセイが載っていた。若い頃に諸経費込みで20万円のボロ車を箱根で廃車にした話だった。僕が初めて買った車はさらにもっとボロで、友人経由で5万円で買ったモノだったが、半年で廃車になったことを思い出した。
 
小松空港が近づくと翼の一部が開いたり閉じたりしてパタパタと働き始めた。
海が見える。田圃が広がる。街が近づいてくる。が、しかし。雨だ。暗い。前途多難の前ぶれか。翼は目一杯、制御をかけて飛行機を無事に着陸させた。今日の操縦士も腕はいいようだ。
 
人生初小松空港である。リムジンバスに乗ると最前列が優先席だった。当然遠慮して後方の相席にしたのだが、あとから来て、満席で補助席に座っていた若者二人が出発の際、運転手に促されてその優先席に座りやがった。ま、仕方がないか。
北陸自動車道日本海沿いを快適に走る。パーキングエリアの松任海浜公園は見晴らしが良さそうだが、天気の良い日に来たかったな。
 
夕方5時頃ツイッターを見ると、某女子が出場予定の横浜マラソンが、なんと台風22号の影響で中止になったと嘆きのツイート。さぞかし悔しかっただろう。僕の金沢マラソンは大丈夫なのだろうか?
 
 
50分ほどで金沢駅に着いた。駅隣接の受付、石川県立音楽堂交流ホールでゼッケンやTシャツを受け取り、ブースを冷やかしながら、試食やゴール記念撮影などで遊ぶ。台湾人のマラソンツアーランナーがたっくさん来ていた。その後、夕食場所を探してうろうろ。けっきょく金沢カレー総本山のゴーゴーカレーでカツカレーを食べた。キャベツの千切りがたっぷり添えてあってボリュームもあり、もちろん旨い。
 
初日の宿、ホテルエコノ東金沢(そこそこ遠い)へのバスに乗ろうと思ったら、行ったばかりでしばらく待つことになった。晴れてりゃ歩いてもいいんだが、荷物もそれなりに重いから駅中の座れるところで本を読んで40分時間をつぶした。
マラソンの案内パンフに市内の銭湯無料券が付いていたので、天気が良ければホテルにチェックイン後、近くの「梅の湯」に行こうと考えていたが、時間がなくなったのでやめた。狭いけどホテルの部屋の風呂で我慢することにした。ゼッケンをつけたり、明日の朝の準備をしていると、あっという間に11時を過ぎてしまう。いつもは10時頃が僕の就寝時間なんだけど。
 
翌朝はアラームを5時過ぎにセットしていたが、その前に目が覚めた。隣の部屋の人が朝風呂に入ろうとしているようだ。今日はずっと雨に濡れるから、せめてカラダを温めておこうかと考えて、自分も真似して入ることにした。
 
7時9分のバスに乗るのだが、朝食後ホテルを出たのは7時4分だった。バス停はホテルから数分。つまりちょっとは走ったほうが良さそうだ。霧雨程度だしウォーミングアップだと思えば問題ないが。しかしバス停の少し前で、バスは僕を追い越していった。あわわ、あわてて追いかけたが、幸いバス停には、ほぼランナーがなんと30人くらい並んでいて助かった。だが、ほっとしたのもつかの間。どうしたんだ。先に乗った方たちがゾロゾロ降りてくる。どうも行先が違う別のバスだったようで、まもなく到着した次のバスに全員乗りこんだ。
 
ところが市街は渋滞だった。一つ前で降りた方がいいと運転手が親切にいうので、ほとんどのランナーはそこで降り、ぞろぞろと歩いて会場を目指したのだった。
 
スタート会場は兼六園近くの石川四高記念公園である。何かあっては困るので一本早めのバスにしたものの、これと言ってやることがない。ゼッケンも前夜つけてあるし、着替えもすんでいる。トイレもホテルでしてきた。雨なのでストレッチもウォーミングアップもほとんどやる気がしない。知り合いがいないので話をすることもない。テントや建物の庇はすでにランナーでいっぱいだ。雨具をかぶり、手荷物を預けてぼーっと整列時間を待った。
 
スタートのブロックはAからKまであり、僕はFだった。目の前にパワースーツのようなウェアを着たランナーがいたので話を聞いたら、昨夜その仮装の準備で寝るのが遅くなってしまったと言う。天気が良ければランプを点けることもできるそうで残念そうにしていた。僕もその光る奴を見たかった。
 
この大会には、ペースランナーが3時間からなんと15分刻みで、なんと6時間まで設定されている。風船を付けているので割と見つけやすい。号砲が鳴ってからスタートラインを越えるまで7分半かかった。その後もしばらく渋滞が続くが仕方がない。ウォーミングアップしてないからちょうどいいかもしれないが。
 
コースは、スタート直後に金沢城公園と兼六園の間をとおり、歴史的景観を抜けて市中心街へ向かう。沿道の応援がすごい。勇壮な和太鼓、着物姿の綺麗なお姉さん、神輿、ブラスバンドよさこいソーラン、玉すだれ、チアリーディング、ほくりくアイドル部、数十もの少年野球、ミニバス少年団。
 
それらに加えて地元企業と一般の声援がフィニッシュまでほぼ途切れない。給食も和菓子や金沢カレー、スイーツなど地元色が豊富。僕が食べたのは能登の練り物とバナナだけだけど、どんだけおもてなししてくれているのやら。
北部の田園地帯から西部の新都心を駆け抜けるまで切れ目なく延々と応援してくれる。これが晴れていればもっと楽しいのになあとは思うものの仕方がない。雨はやんでいる時間も少しあったが、ほぼ降り続けた。
 
僕のランのほうについては、相変わらず今回もパッとしないものだった。30kmくらいまではキロ6分から6分半だったが、終盤はみるみるペースが落ちていった。
途中かかとが擦れて痛くなってきたのもある。ソックスのその部分がよれてるのかなと思い立ち止まって直そうとしたら真っ赤に染まっていた。シューズが真っ赤なので色落ちしたのかとも考えたが、それにしては赤いのはかかとだけだ。これはつまりわかりやすく言うと靴擦れというやつだ。とくに左がひどいが、両かかとともにやられていた。このシューズでは32kmのランを2回やっていたので大丈夫だと思っていたが、雨だとそうではなかったようだ。
 
沿道のおばさんたちが「あれー、大丈夫?」と心配してくれた。大丈夫ではないが、ここでやめるわけにもいかん。僕はまた走り出したが、4時間45分ペースランナーにも抜かれた。なんとか、せめてこの夏の函館マラソン(ネットタイム4時間59分)のタイムくらいはクリアしたいと粘った。
 
フィニッシュタイムは5時間3分14秒、ネットタイムは4時間55分49秒だったので、函館よりもちょっとだけだが良かった。
ゴール後は大判タオルをかけてもらい、お味噌などいくつかの景品と完走証を受け取った。着替えを済ませ、シャトルバスで金沢駅まで送ってもらう。
 

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痛々しいかかとの血/ま、完走したからいいかというゴール写真

 
日曜と月曜のホテルは、金沢駅前のルートインホテルなので歩いて数分だ。4時からサッカーの試合(コンサドーレvsアントラーズ)がテレビで入るので、さっと風呂を浴びた。残念ながら先制され、同点までは追いついたが、けっきょく負けてしまった。
 
夕飯は日本酒を飲みながら金沢らしいものをと、雨だけどふらふらと街へ出てGOENという居酒屋に入った。刺身で地酒をいただく。店の方とマラソンや北海道観光、函館の話で盛り上がり、締めの鯖へしこ茶漬けを食べてホテルへ戻った。体はクタクタだったし眠たかったが、風呂に浸かってからベッドに入り、マラソンの反省をする間もなく気を失った。(たぶん、続く)

旅のラン 糠平温泉街 プラス上士幌

昨日、今日と仕事で道東だった。出張先から仕事の合間に美味しそうな写真をツイートしたり、景色のいい写真をアップしたりすると、誰も仕事だとは思ってくれない。しかーし、ちゃんと仕事はしている。

 

それはともかく、昨夜の宿は糠平温泉だった。すべて源泉かけながしの温泉というありがたい温泉街である。

僕は出張先で可能な限りランをするので走れる準備はしてくる。もちろん今回も。

 

そんなわけで、今朝は温泉街をうろうろと走った。なんでうろうろランになったかというと、昨日ホテルに向かう国道のクマ出没看板を何度も見かけたからだ。ホテルの方も、クマはいてあたりまえみたいなことを平気に言うのである。ヘタに朝からタリラリラーンと脇見しながら走っていて、クマさんおはよー♪ なんてシャレにならないので自重したのである。怯んだともいうが。

 

温泉街内なら、絶対安全とまでは言えないものの比較的安心である。明け方まで雨が降っていて、走れるかどうか微妙だったけれど、5時過ぎに窓を覗くと、道路は濡れているがなんとか走れそう。温泉街ランなら雨が降ってきても宿にはすぐ戻れる。

 

たくさんのホテルや公園、散歩道、資料館などのあいだをグルグルとうろうろをしながら、約5kmだったが走れた。なにしろ来月末には金沢マラソン(フル)を走るのだ。べつに自己ベスト的なものを狙っているわけではないけど、ある適度は余裕がほしい。愉しんで走りたいのだ。だから今月は走り込み月間として、200kmをめざしている。機会があるなら距離を積み重ねたいのである。

 

うろうろランしていると、とあるホテルの前で写真を撮ろうとしている年配のご夫婦がいた。撮りましょうかと声をかけると、遠慮しながらも、じゃあとお願いされたので、笑顔をプリーズしながら何枚かシャッターを切った。人に親切にしておくといいことがあるかもしれない。金沢で自己ベストが出… 、ごほんっ。

 

出発時間は決まっていたので4.9kmしか走れなかったが、宿に戻り汗と煩悩を流したのは言うまでもない。

 

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日中はちゃんと仕事した。観光だろ? と疑われているが。

 

 

上士幌町キャラクターほろんちゃんの熱気球 

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                                                         ↑ドリームドルチェ 北海道イチゴと純バニラ

 

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三国峠のレストランで食べたボリューミーなカツカレーとパンダのカフェラテ。

絵柄はたくさんあるみたい。

 

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ちゃんと鍵を借りました。でも、クマ危険がリアルに危ない!

 

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じゃーん、タウシュベツ橋梁。晴れました。

 

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というわけで仕事を終えた。無事、ぷしゅタイムでおしまい。

札沼線 温泉スタンプラリーラン

ぼくの会社では、今までお盆休みというものをちゃんと設定せずに、一人ひとりが休めるときに休むというスタンスでいたのだが、今年は会社として14日と15を休みとした。つまり11日の山の日からの5連休としたわけである。

昨日まで家の用事なども含めバタバタしていたのだけど、今日は完全フリー。

というわけで、ロング走をすることにした。昨夜までは、久しぶりに自宅から長沼温泉まで走ってバスで帰ってくる「ながぬま温泉ラン」にしようかなと思っていたが、気が変わり、先日北海道新聞の記事にあった「札沼線温泉スタンプラリー」のどこかに行こうと今朝決めた。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/124343

ただし、自宅からだと距離が長すぎるので、地下鉄栄町駅からのスタートとし、JR石狩金沢駅近くの「ふくろふ乃湯」をめざすことにした。

10時前の地下鉄に乗り、栄町駅から出発した。今回はグーグルマップのナビ機能を使い、石狩金沢駅までを入力し、なんと「徒歩」を選択。5時間15分かかるらしい。どんなコースを選択してくれるのかワクワクしながらのんびり走った。はじめは商業施設などもある道路を通っていたのだけど、案内どおりに真面目についていくと、だんだん住宅街にどんどん入っていき、小さな川の雑草ぼうぼうの堤防などを走ることに。どういう設定になっているのやら、とんでもないところを案内される。

 

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当別バイパスまで行くと、ようやくふつうに走れるようになった。ロイズあいの里公園店、この秋オープン予定の「道の駅とうべつ」工事現場などを横目にひたすら石狩金沢駅を目指す。

 

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天気予報は一日中くもりマークだったが、思いのほか天気は良い。24℃まで上がったようだ。風もほどほど。しかし熱中症にならぬよう水分補給に気をつけながら黙々と走った。ゆっくりだけど。

「開拓ふくろふ乃湯」は、食事することができないし、近くに店もない。ノルトエッセンというパン屋さんは少し離れたところにあるようだが、湯上りのビールぷはっ!には合わないなと思っていたので、数キロ前のコンビニで風呂後のおにぎりなどを購入し休憩もとった。

 

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もう少しだと思うと元気が出る。もうちょい、もうちょいと頑張った。踏切を渡って右に曲がり、少し行くと右手に石狩金沢駅、左手に入るとようやく「開拓ふくろふ乃湯」である。着いた。

ん?

 

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着いたんだけど準備中である。飲食店ならランチ営業と夜営業の間に店をクローズすることはあるかもしれないが、温泉や風呂屋では聞いたことがない。おかしいなと思いながら先に進むが、ひと気がまったくない。CLOSEとだけある。イヤな予感がしてくる。しかしたしか今朝見たフェイスブックには臨時休業とは書いてなかったはずなのに。

途方に暮れていると、車が一台やってきた。助手席から年配の女性が降りてきて様子をうかがっている。同じように困惑している様子だ。温泉はやってないということを確認し、声をかけあっているうちに、女性は近くの別の温泉に行くつもりになったようだ。ちょっと期待しつつ目を見ていると「あんたも行くかい?」と言ってくれるではないか。旅は道づれ世は情け? だけど、ぼくは汗まみれ。臭い。女性がいいよいいよと言ってくれたので、車に乗せてもらうことになった。人間やはり日頃から人に親切にしておくものだ。ありがたく乗せてもらうことにした。

 

運転していたのは30代と思われる男性で、女性の孫?のような方だ。汗臭いので助手席の隅に寄って小さくなり「汗臭くてスミマセン」と恐縮していたが、会話はしていた。30kmくらい走ってきたというと、やはりものすごく驚かれた。温泉はさらに遠くなるが「中小屋温泉」に行くことになった。3kmちょっとだ。そこも「札沼線温泉スタンプラリー」に参加している。4温泉全部に行けるかどうかは分からないけど、とりあえずは順序が入れ替わったということにしておく。しかしモンダイは帰りの足だ。温泉の受付で、まずはバスの有無を聞くと「ない」。JR駅は余裕をみて20分あれば歩いていけるという。時刻も確認すると大丈夫だ。安心してゆっくりと入浴できることになった。

 

中小屋温泉は100年以上の歴史がある老舗温泉とのこと。施設や設備は若干古いが、そういうもんだと思っていればモンダイない。キレイで今風の温泉がいいなら、そういうところに行けばいい。受付の女性ははじめはちょっとクールだったが、いろいろと話しているうちに、親切でフレンドリーな方だった。風呂上がりに缶ビールでのんびりしていると、帰りのJRの心配もしてくれ、スタンプラリーの台紙ももらった。車に乗せてくれたお二人が先に帰るときには、あらためてお礼を言った。本当に助かったんです。どうもありがとう。

 

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バッグに入れて5kmくらい走ったのでつぶれたおにぎり。

 

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受付の女性からいただいたスタンプラリーの台紙。うわ可愛い、子どもになった気分と言ったら、それをやってるのは大人だけですよとのこと。そりゃそうかも。

 

 

駅まではのんびりと歩いた。

駅舎は例によって車両を使用したもので、もちろん無人駅だった。列車を待っている間、地元の女性と札沼線廃線の話をした。鉄道の維持存続を訴えて活動をしている方のようで、ぼくも自身の考えを話した。もともと採算の取れない地方の国有鉄道を民間会社に置き換えてしまったことの無責任さを。

到着した列車はとうぜん一両のワンマンだ。運転士は親切だった。乗客は数人いた。ガタン、ゴトン、列車はゆっくりと札幌駅へ向かった。

 

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おまけ。本中小屋駅「旅のノート」から。誰だか分からないから、いいよね?

 

追記/開拓ふくろふ乃湯は、なんと月曜定休だった。スーパー銭湯などに行っていると、温泉は年中無休と脳に刷りこまれていたのだ。完全に情報取集不足だったわけだが、14、15の盆休みは営業してもいいのでは、などと不遜にも思ってしまったのだった。

 

 

旅のラン 黒松内

ぼくの場合、仕事での旅つまり出張は、ここ数年ほぼ北海道内に限られる。全道まんべんなく、あちこちに出かけるわけだが、ぼくは一応「市民ランナー」のはしくれなので、時間と事情さえ許せば、その土地で走ることが多い。おおむね宿泊した翌日の早朝に走ることになる。

 

今回の出張は黒松内だった。札幌から列車で行くのはけっこう不便な町だ。車で行ったほうが便利なのだが、同行者が二人いてなんとなく列車でとなった。ただし長万部からは列車の接続が悪く、バスで乗りつぐことになる。このバスは行きも帰りも午前と午後の一日2本のみ。そのためやけに時間に余裕のある出張になった。

 

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水曜日の7時台の特急に乗り、目的地には10時過ぎに着いた。集中的に仕事をこなし、終了したのは5時ころ。宿泊は「歌才自然の家」だ。

夕飯は黒松内牛メンチカツ定食生ビール付。

 

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7時からは、ルヴァンカップ北海道コンサドーレ札幌VSセレッソ大阪戦があったので、売店で買った黒松内焼酎「橅(ぶな)しずく」のお湯割を飲みながらネット観戦した。しかし、すでに札幌ドームでは0-2で負けているので、勝ち進むためには3点以上とらねばならない。もちろん勝ってくれればうれしいが、正直なところ難しいと思っていたら、やはり負けてしまった。タイのメッシことチャナティップがまずまずの動きだったのは、今後のリーグ戦を考えると明るい材料かなと思う。

 

ふだんは10時ころに寝る習慣なのだが、珍しく11時過ぎまで起きていた。宿の人に明朝の玄関は開いているかを確認すると、逆に何時に外に出たいのか訊かれた。5時と答えると「じゃ5時前に開けておく」とのこと。これで朝ラン出発は5時に決定した。

 

まんいちに備えてスマホで起床のタイマーをセットしたが、翌朝目が覚めたのは4時過ぎだった。

天気は晴れ。すでに太陽は顔を出していて風もないが、気温は少し低め。絶好の朝ラン日和だ。たまに車が走行しているが、ほとんどが大型トラックである。昨夜のうちに目星をつけておいた蕨岱(わらびたい)駅、正確にいうと旧がつく廃駅を目指して走った。

 

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ちなみに駅は立ち入り禁止である。

 

黒松内は、ブナの北限の里と呼ばれる。ブナ林があり、ブナセンターもある。道道9号線から脇道に入ると「ブナの小道」という散歩道もある。森林浴ランだ。黒松内野球場の緑も鮮やかで眩しい。球場内を周回できるコースもあり、もう少し時間があればここを一周してから宿に戻りたかったが、そこまでの時間はなかったのが残念だ。

 

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子ども像も走ってる。

 

旅先でのランは、たいがい知らぬ道を走ることになるのでとても新鮮なのは言うまでもない。信号も少ないのでストレスがなくて気分がいい。

 

朝風呂(温泉ではない)、朝食のあとチェックアウトし、最後のひと仕事をすませると、バスの時間(2時35分)まで3人でやることがなくなった。そこで、早めの昼食をとり「黒松内温泉 ぶなの森」で時間をつぶすことにした。

 

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 帰りの特急ではお疲れさんのクラシック、となるのはトーゼンである。

曲がる、折りかえす、のぼるくだる。函館マラソン2017

まったく緊張感なくぐっすり寝てしまい、カミさんに起こされて6時に目が覚めた。ふだん、そんなことはほぼないので自分で驚いた。

そのせいで7時出発予定が8時すぎになってしまった。急ぎ旅ではないので別にかまわないんだけれど。例によって高速道路は使わず、中山峠経由で函館へ向かう。峠と洞爺の道の駅と落部のセブンなどで、休んだり腰をさすったりしながら、函館には1時くらいに着いた。

 

昼食は五稜郭近くにある和食の代志川。カニクリームコロッケ定食。なかは文字どおり、とろっとろでクリーミーなコロッケだ。黒蜜白玉も、甘いもの好きではない僕も美味しく食べられる絶品デザート。紅茶と中国茶スペシャルティーとの相性もよろしく、満足のごちそうさま!である。

 

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千代台競技場に参加賞をうけとりに行き、函館山の中腹にある墓地で義父母のお参り。いつもながら船の浮かぶ函館湾はキラキラと美しい。

 

今日の宿泊は、函館でとれなかったので、北斗市にある「秋田屋」。東前温泉しんわの湯に併設されているホテルだ。

函館出身のカミさんは、高校時代の友人が迎えにきて、部屋に落ち着くまもなく出かけて行った。数人が集まりミニ同窓会なのだ。

 

残された僕はゆっくりと温泉に浸かり、運転の疲れを癒した。11種類のお風呂と複数のサウナのある、しんわの湯はスーパー銭湯のように大きい。

夕食はおひとりさまだ。昼間の試合でコンサドーレ清水エスパルスに勝っていたし、サッポロ黒ラベル樽生のジョッキを注文し、明日の完走も祈って一人で乾杯した。

 

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部屋に戻って明日のウェアにゼッケンをつけた。僕には珍しくとても地味なグレーのウェアだ。ただし機能性はいい。ねずみみたいな色合いだけど。

あとはいい夢を見て寝るだけだ。

 

翌日は朝風呂のあと和朝食。ゆっくりとしている分けにはいかないので、速やかに宿を出発した。カミさんが松葉杖なので函館競馬場の駐車場は入り口に近い障害者スペースに停められた。競馬好きの友人と合流し、僕が走り終えるまでそこで過ごすというわけだ。

 

僕は市電で千代台競技場に移動。数人のラン友に会う。着替えは、昨夜のうちにゼッケンはつけておいたのでTシャツを着替えるだけ……のはずだったが、おニューのランウェアのハーフパンツはインナー付だったことに気づいた。宿でサポーターパンツを履いてきてしまったので、重ねると非常に具合がよろしくない。しかたがない、公共の場ではあるが時間もないことだし、ウィンドジャケットを腰に巻き、ベンチの近くでスースーしながらこそこそと着替えたのであった。

 

荷物預けを済ませ所定のスタート場所に並ぶ。まもなくハーフがスタートし、10分後にはフルもスタートした。

 

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持ちタイム順に並んでいるので、スタートラインを跨ぐまでに時間がかかる。2分以上かかった。函館フルのコースじたい、曲がり角・折り返し数が多く、のぼりくだりが激しいので記録は出しにくい。港町なので海風もあるし、加えて当日は蒸し暑さもあった。もちろん僕も記録なんか狙っていたわけではない。ただ春からはまあまあのトレーニングはできていたので、昨年よりは少しはいいタイムを出せるだろうとは考えていた。

 

1kmごとのラップを振り返ってみると、6分台を維持できたのは24kmまでだった。25kmあたりではヨタヨタ走っていた僕を見かねて隣のランナーがスポーツドリンクを飲みますか?と差し出してくれた。それは飲みかけのものだったので一瞬躊躇したが、好意を無下にするのもアレかなと思い、礼を言って一口飲んだ。彼は満足したように先に走っていった。僕より年上に見えたけど。

 

その後は7~8分台が続き、後半のアップダウンが始まると9分台も混じり始める。特にエイドは時間がかかる。食べたり飲んだり歩いたりなので時計がすすむ。さらに跨線橋、ともえ大橋とランナー泣かせの苦難のロードがつづくのである。じっさい、今年は歩かずに行こうと思っていたのにダメだった。やっぱり歩きが入ってしまった。橋を歩いているときは、来年はもうやめようと考えていた。少なくともこのコースは今の僕には辛すぎる。来年は走るにしてもハーフがいいかと考えながら歩いたりもしていた。

 

のぼりくだりが終わった最後の残り2kmはなんとか7分台に戻したが、ゴールは5時間をすこし超えてしまった。しかし、ま、スタートのロスタイムがあるから、ネットでは4時間59分だった。想定していたタイムよりもすこし遅かったが、ダメージも少なく無事にゴールできたのはよかったなと思う。

 

千代台競技場の前から競馬場までシャトルバスが出ていたのでそれに乗った。その前に出たバスにはたくさん乗客がいたようだが、僕が乗ったバスは4人しか乗っていなかった。

 

カミさんと友人とに合流して、パドックが見える特等席に座った。直前までそこに座っていた客が帰った席にはスポーツ新聞があり、ちょうどこれから走るメインレースの出馬表が開いていた。馬券を買うつもりは全くなかったのだが、それを見ているうちに一番人気のルメールの騎乗するサトノアレスはきそうだったし、アングライフェンの岩田も3着内率は高いのでワイド馬券を買ったら当たった。1分くらいしか検討してないんだけど。オッズが1.8だったので1,000円買って、1,800円になった。めでたい。

 

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2泊目は湯の川のホテル万惣。昨年建て替えたばかりなので老舗だけどキレイなホテルだ。ツインベッドに畳のスペースがあり、ベランダもついている。8月の港まつりのときならそこから花火も見えるはずだ。夕食バイキングは生寿司や刺身、カニ、天ぷらなどなど食べきれないほどの種類がある。クラシックの瓶ビールを頼んでしまったのでそんなにたくさんは食べれなかったのがちょっと残念。部屋に戻って、コンビニで買っておいたウィスキーでハイボールを飲もうと思っていたが、疲れと眠気で我慢できず、ほどなくベッドにはいり寝てしまった。

 

翌日は朝風呂に入ったあと朝食。昨夜に劣らず、海鮮丼や三平汁、海の幸バーベキューに加え、トマトデニッシュ、フレンチトースト、フルーツデザートなど節操なく食べた。

 

札幌に向け帰る途中、仕事がらみのリサーチで黒松内に寄った。札幌市内にはいり、びっくりドンキーで夕食を済ませる。帰宅したのは7時だった。荷物を片付けるともうぐったり。しかーし、明日からは仕事がびっしり忙しいので、なんとかかんとか今日のうちにブログをアップした。

 

ちかれた。

小樽運河ロードレース 2017、走ってきた!

日曜日、北海道らしい爽やかな初夏の小樽を走ってきた。小樽運河ロードレース。数年ぶりにエントリーしたハーフマラソンである。
 
春からはまずまずの距離を走ってきたので、調子が良ければそれなりのタイムになるのではと考えていたのだが、そーんなに甘くはなかった。
結果は2時間3分43秒(キロ5分51秒)だから、キロ6分は切れたものの、前回出場した4年前の1時間51分台にはおよばない。しかもハーフの自己ベストはこの小樽運河ロードレース2008年大会なんだけど、なんと1時間41分38秒だった。いま考えると僕にしては夢のような数字で驚きを隠せない。そんな時代もあったんだな(当時53歳だ)。
 
まあ、しかし。今回ハーフマラソンを走ったのは、2週後の7月2日函館マラソンに向けた調整なのだ。できるだけフィニッシュまで同じペースを心がけて走ってはいたので、ラストスパート的なものはしなかった(できなかった?)。にしても、函館でそれなりの走り(タイムというよりもある程度きちんと走れるかどうか)をするためには、もうちょっと速く、具体的には2時間を切りたかったなというところだが。
もはやハーフにしろフルにしろ自己ベストなど夢物語。僕にとっては走ること自体に意義があるのだから、無理・無茶は無駄なこと。そのうえでベストを尽くして楽しく走るのだ。
 
さて大会のことだ。
自宅を6時過ぎに出発、地下鉄・JRを乗りついで小樽に着いたのが7時40分ころ。もしかして、このJRで50分立ちっぱなしが良くなかったか。ここで脚を使ってしまったのが敗因だったかもしれない(どんだけヤワなのか!)。余裕を持って自宅を出ていれば座席確保はできたと思う。
 
走り始めて10数年経っているので、他のランナーよりは少ないものの出場した大会もそれなりに多くなり、大会の詳細も基本的に重要なところ以外は気にしなくなってきたため、パンフレットや案内もあまり読まない。とにかく受付をしてスタート地点にさえ立って走れば良いと、かなりいい加減である。ホントは良くないんだけど。
会場でも何か分からないことがあれば近くの係員に聞いた方が早い、と思考停止気味の困った年寄り予備軍である。反省したほうがいい。
小樽駅に着いてからも大会参加の方が大勢いるので、みんなの後をついていけばいいと何も考えずに歩いていたら、シャトルバス乗り場の列だった。徒歩で会場に向かうつもりだったが、ま、いいか。そのまま並んで3台目にきたバスに乗った。
 
会場に着いてまずは受付をして参加賞などを受けとる。簡単な着替えとゼッケンの取りつけをする場所を探しつつ、知ったラン友はいないかなと少しうろうろした。誰が参加しているのかはあまり把握してない。あとで知るところによると数人はいたようだ。
適当な場所を確保してゼッケンなどの準備を済ませ、ストレッチやウォーミングアップをしようかと思案していると、中央の方がなにやら騒がしい。近寄ってみると、応援団の演舞のようなものをやっていた。おそらく小樽商科大学だろう。北大との応援合戦を札幌で見たことがある。
いまどきは団長は女子だった。高下駄を履いて果たし状のような巻物をひろげて声高に応援してくれた。かっこいい。
もともとそんなに時間はないのに、そんなものを見物して写真などを撮ってその後トイレに並んでいると、あっという間にスタート時間が迫ってきた。ウォーミングアップどころかストレッチもろくにしていないが仕方ない。荷物を預けてスタート地点に並んだ。
 

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お約束のように、時間が来るといきなり号砲がなり大会は始まった。
レース中のことは、たいへんな出来事もなかったしさほど語ることはない。だが、21.1キロ応援が途切れないことにちょっと感動する。沿道の一般の方の応援はもちろんありがたいが、黄色いTシャツを着たボランティアの高校生の応援は力強かった。コース沿いに間隔をあけて立っている高校生はほぼ全員大きな声で応援してくれる。ぽつんぽつんと、ほぼ一人ずつ立っているのだが、僕がゼイゼイ走っていた(しかも遅い)ので、声をかけやすかったのだろう。とくに女子高生は生まれつきの母性本能があるだろうし、今にも倒れそうで可哀想なおっさんを放ってはおけないのかもしれない。黄色い声援(黄色のTシャツだし)でカラダを起こしてくれるのだ。
 
以前参加したときにはさほど感じなかったが、コースは狭いところが多い。細い歩道を走ったり、折り返しの速いランナーとすれ違う区間も狭い。接触しそうになるし、追い越しにくいところもある。一般道で車を通しながらコースを作っているのでやむを得ないのだが。
 
ペースはほぼ5分40~50秒くらいで走れてはいたが、給水所のある区間は6分を超えていた。もう少しうまく給水できればロスが少ないんだけどな。
個人的に軽快なレースとまでは言えなかったが、大会名にあるように運河沿いや水族館や港など小樽らしい眺めを楽しんで走ることはできたと思う。
気温は最高で23℃まで上がったようだ。風は穏やかだったし、そのぶん暑さも若干感じたが、マラソン日和といっていい爽やかな大会だった。
あっ。いま思い出した。完走後のキノコ汁食べ忘れた!
 

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応援してくれたラン友を駅まで送り、まずはグーグルマップで風呂屋をさがす。20分くらい歩けば神仏湯温泉という風呂があったのでそこへ向かうことにした。しかし着いてみると看板に家族風呂とあるではないか。家族風呂? 聞いてない、そんなこと! 
かといってまた別の風呂屋へ移動するのはかなりツラい。ダメもと、あるいは懇願してでも入れさせてもらおうと中に入ってみると、あっさり「いいですよ~」とのこと。ありがたく開店時間まで十数分、休憩所で待った。
 
番台(受付?)の女性に「ここは初めて?」と聞かれたので、頬を赤く染めながら「はい、ぼく初めてなんです…」とこたえた。フーゾクか?
入浴料は650円。一人で独占しても650円。家族4人で入っても大人は一人650円なのだ。しかも「ジャグジーいれるかい?」と聞かれたので、はいと応えたら浴槽がジャグジーになっていた。
時間がきて入室すると、ソファやマット、鏡、体重計などがある着替えスペースがあった。浴室に入りカラダを洗い、さっそく湯船へ。ジャグジー、いい。気持いい。カラダをのばして、足裏だのふくらはぎだの腿だの尻だの腰だのマッサージ三昧だ。湯温がぬるめなのでいつまでも入っていられる。至福だ。家族風呂を独占だ。大会後、こんなにゼータクな風呂にはいっているのは僕だけではないだろうか。
いちおう1時間が制限タイムである。オーバーしてもいいが、延長料金がかかる。うふ。
 
風呂を出たあとは昼飯だ。ぶらぶらと歩きながら、ジモティが入りそうな店をさがす。かなりうろうろと迷ったが「八珍亭」というラーメンメイン?の食堂にした。店は暗かった。テレビでは吹き替えの海外ドラマが映っていた。ここでも電気をつけてくれた店主にやさしく「ウチは初めてかい?」と聞かれる。やはり「はい…初めてなんです」とうつむきかげんにこたえた。なぜだ。フーゾクか? 
 
「ウチではこれが人気なんだよ」と示してくれたメニューには、ダールらーめんの写真が載っていた。僕は素直なのでそれを注文し、忘れずにビールもたのんだ。ふだんスーパードライなどは飲まないが、ラン後の乾いたノドにはきりりとシミてそれなりに旨い。
ダールらーめんは、小樽のタルとドロッとしたタールにかけて命名されたとか。つまり、あんかけラーメンのようなもので、すこし辛みがある。マスコミなどでも何度か紹介されているようだ。珍しいだけではなくけっこう美味いと思う。ほぼ完食して店をあとにした。
 
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つぎは酒を飲もうと、これもうろうろして入ったのは「食飲処・如月」。
「初めて?」とは聞かれなかったが、初めてなのはバレてる。日本酒を常温で注文し、冷奴や焼きサンマをたのんだ。店主は仕事だけをきっちりしてあとは静かに奥に座っていた。壁際にあるテレビでバラエティみたいな番組を見ながら酒を飲み、静かな店主に感謝して勘定をした。
 
帰りの電車は快速エアポートだった。
なにげなく座った一人席は、降りるときにふと見上げると「年寄りや身体の不自由な方の専用席」のステッカーが貼ってあった。うむ。気がつかなかった。自信を持って「年寄り」とはいえない、とりあえず健康で健全な今年63歳なんだが申し訳ない。