舌の根と耳の聞こえについて。
舌の根も乾かぬうちに二日目の日記を書いてるnaviです、こんばんは。
最近。というほど近くはないのだが、還暦を迎える以前から、テレビの音や人が話している言葉の一部がよく聞こえないことがあった。まあ、その場の雰囲気でおおよそは理解したりするのだけど、ときどき外れることもある。もちろん、ここは正しく把握せねばというときは、ちゃんと確認をするが。
しかし、こういってはなんだが、どうでもいいコトについては放ったらかしたりするのはやむを得ない。いや、必ずしもカミさんのおしゃべりのコトを言ってるんじゃないよ。念のため。強く言っとくけど。大事だからここ。
話は戻るけど、ここ数日、鼻の調子も悪くてもわーっとしていたので、余計に耳が聞こえにくくなっていた。そこで、この際だから耳鼻科でちゃんと調べてみようと、とつぜん思い立ち、さっそく近所の病院に行ってきた。
カーテンで仕切られた診察室では、鼻の奥とか耳の穴など、いやん恥ずかしいというところまでも覗き見られたワケだが、聴力検査などもしっかりやってみた。ヘッドフォンを付け、電子音が聞こえたら手元のボタンを早押しするという、アメリカ横断ウルトラクイズみたいな検査だ。
その結果、耳の聞こえについては、なんと「典型的な老化現象ですね!」という分かりやすい診断だった。
あー。でもね。もうちょっとね。思いやりとか優しさとか奥歯にモノを挟めてとか言えないんだろうか。
具体的な説明としては、低温は聞こえるが高温は聞こえにくくなっているということだった。言われてみれば、離れていると電子レンジやタイマーなどの終了音がよく聞こえないことがある。しかし老化現象なら仕方がない。気合いを入れようが、細心の注意をしようが、正座して心を入れ替えようが聞こえんものは聞こえないではないか。
僕は少し悲しい思いをしながら、肩を落として会計を済ませたのだった。
ちなみに聴力検査のグラフを見せてもらったが、下の図の60代の下降線とほぼ同じだった。いや、もうちょっと右肩下がりだったかもしれない。
グラフの横軸は、「ブーッ、ブーッ」という低い音から、「ピーッ、ピーッ」という甲高い音まで、音程の「高い・低い」を表している。またグラフの縦軸は、音の大きさを表している。数字が大きいほど大きな音を意味しており、グラフの線が下がる程、大きな音でないと聞こえない、難聴の程度が進んでいると言うことを意味する。
※出典;東京都環境局
……そういうことだから、みなさん、くれぐれも、傷つきやすいお年寄りには優しくするように!