太宰府天満宮のスタバと10宅論
今朝(2016.5.21)の「サワコの朝」のゲストは建築家の隈研吾さん。2020年・東京オリンピックのメイン会場となる新国立競技場のデザインをした。最初のコンペでザハ案に決定したものの工期・費用等いろいろと問題が起きて再コンペになったあの新国立競技場の設計である。「木と緑のスタジアム」をコンセプトにした案であり、聖火台を設置する場所がないというニュースも流れたりした。
その番組の中で太宰府天満宮のスタバが紹介されたのだが、ここは一昨年、還暦旅行でカミさんと九州旅行をした際に二度も立ち寄った店だった。二人で「あーっあそこだ!」とテレビの前で叫んでいた。木材による伝統と現代の融合がなされた設計のスタバなのである。このデザインも隈研吾なのだ。もちろん当時はそんなことは知らない。とうぜん彼とは面識はないのだけど、1954年生まれの僕と同い年。この場所でカミさんを撮った写真もあったので、思わずライブラリを探してしまった。
さらに奇遇はあるもので、不要になった文庫・雑誌等を今日処分しようと、数週間前にデパートの買物袋に詰めていた本の一番上に、なんと彼の著した本があったのだ。それがこの「10宅論」。「じったくろん」ではなく「じゅうたくろん」である。もちろん捨てるのはやめてもう一度読むことにした。すんでのところ、一命をとりとめたのであった(?)。恐るべし隈研吾。