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2018小樽運河ロードレースと旅のラン十勝清水のこと

もう一週間も経ってしまったが、17日の日曜日に今年も小樽運河ロードレースを走ってきた。

 

「せめて切りたや2時間を」のささやかな目標は叶わなかった。昨年とほぼ変わらない記録だった。          

それもあり、コレについての記事はなしにと思ったが、ゴール後の風呂と昼食の店まで車に乗せてくれた某鍼灸師女子に大感謝の気持ちを捧げたい。昼は餃子の「青い稲妻」…(違うと思う、きっと違う)という店で食べようという話になったが、あまりの超満員で諦めた。だがけっきょく餃子は諦めきれず、手稲の王将でお安く済ませた。酒飲みの運転手に微塵も遠慮せずにビールまでいただいてしまった。初対面の方なのに。申し訳ない気持ちがいっぱいである。(ホントか?)

 

2時間半という緩い目標を達成した某一級建築士女子は、財布を落としてスーパー銭湯の館内放送でフルネームを連呼されてしまい、穴があったら入りたいといったところだが、風呂にはちゃんと入ったようだ。地下鉄宮の沢駅まで送ってもらった後は、チカホから入っていける英国パブみたいなところで、それぞれの反省会を二人で手短におこない、速やかに帰宅したのであった。 

 

木曜日には泊まりの出張があり、金曜の朝に旅のランをした。

 

北海道内の出張はたまにある。泊まりで走る時間を確保できそうなときは、ランニングウェアを持っていく。今回は道東で帯広周辺の仕事をして十勝清水に宿泊した。夕食の提供のない小さなビジネスホテル(といっても部屋数はひとケタ)だったので、小雨の中を同行者と食事ができそうな店を探しに出た。傘も借りずにホテルを出てきたから、はじめに目に入った店に入ったのだが、2階で団体の宴会が始まるので食べ物の提供には時間がかかりますと言われる。

 

ま、地元のお得意様は大事であり、しかも団体は大切にしないとね。明らかに余所者の僕らは二の次三の次。仕方ないので、いちおう何品か注文して、とりあえずビールや焼酎を飲みひたすら待つ。基本的に食事をしにきたのだが、炭水化物はなぜか寿司とおにぎりしかない。気分としてはどっちもとくに食べたくない。ようやく出てきた焼き鳥などを食べて店を後にした。

 

が、腹は減っている。近くのコープに寄り、なぜか食指が動いた醤油カップラーメンや、なぜか食べたくなったポッキーを購入し部屋へと戻った。湯を沸かして3分待ち、さあ食べようとしたとき、なんと箸がないことに気づいた。だが、たまたまラッキーな(?)ことにポッキーを買っていたので、2本使えば食えないことはない。はず。と思う。

しかし賢明で知的な僕はそれを思いとどまった。ホテルの奥さんから割り箸をもらってきたのである。とはいえ、そうこうしているうちにカップ麺はすっかりのびてしまった。ふやけたラーメンはイマイチだが腹は減っている。テレビでワールドカップ・ロシア大会の放送を見ながら、これもコープで買ったカップ焼酎を飲みきった頃には、うとうとして寝てしまったのだった。

 

朝は爽やかに5時前に目が覚めた。だが、準備をしてホテルの玄関を出ようとしたらロックされている。どこかに解除のボタンがないかなと探したがなかった。かといって、まだ寝ているかもしれない奥さんを朝ジョグのために起こすのも憚られる。大人な僕は自重した。

 

いったん部屋に戻ってテレビで時間を潰してから出直し、5時半過ぎに玄関を出た。朝食は7時なのでそんなに時間はないが、旅先のランは散歩に近いものだから、距離を稼ぐ必要はない。ホテルの近くに、池のある清水公園があるので、そこらへんを走りつつも、清水町のみなさんの住宅や庭など住宅街の様子も眺めながら走った。その土地その土地の暮らしぶりを想像しながら走るのは、なぜか頰が緩むのである。しあわせな気分で走り終えた僕が、その日の仕事も絶好調でやり遂げたのは言うまでもない。ホントか?

 

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根室本線十勝清水駅近くの跨線橋から

 

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清水公園、鏡のように静かで美しい池でした

 

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▲旨い蕎麦屋さん、目分料(量じゃない)は小さな子供お断り

 

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▲清水町図書館は地面にすっかり埋もれている

 

ちなみに清水町は、ベートーベンの交響曲第9番(第九)を全国町村で初めて合唱した事から「第九の町」としても知られる。十勝牛たまステーキ丼は、「新・ご当地グルメグランプリ北海道」の殿堂入りを果たしたご当地丼。酪農も盛んで、ホクレンの製糖工場や日本甜菜糖の工場もある甘~い街でもある。